栽培品種
葡萄ごとに最適な畑へ
畑はエリアごとに分けてそれぞれ最適な品種を植え付け管理しています。緩やかな稜線を描き出す平林地区にはカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、ピノ・ノワールなど主に赤ワイン用品種を、ワイナリーに併設する鳥居野地区にはピノ・ブランと遅摘みのセミヨン、なだらかな斜面の千原地区にはタナを、野球場を見渡せる向上野地区にはサンジョベーゼ、シャルドネを主に栽培しています。
「最適な品種を最適の場所に」という葡萄栽培の基本に忠実にしたがっているからこそ、丹波ワインの畑は上質な果実を実らせてくれます。そして、個性に富んだ葡萄生み出してくれます。
丹波で栽培しているぶどう品種の一部をご紹介します。
PinotNoir-ピノ・ノワール-
樹齢30年を超える
PinotBlanc-ピノブラン
和食に合わせて
Tannat-タナ-
色濃くパワフルな赤
Chardonnay-シャルドネ
テロワールを反映
世界中で主要銘柄としての人気を獲得している品種の1つで、白ワイン用品種として最もメジャーな存在のシャルドネ。丹波ワインでは毎年1000本程度ですが樽発酵・樽熟成でワインを作っています。樽との相性が非常によく、切れのある酸味とボディ感がワイン単体でも楽しめるワインになっています。
CabernetSauvignon-カベルネソーヴィニヨン
凛とした果実味
赤ワイン用品種として世界的に多くのエリアで栽培されている品種です。フルボディタイプのワインが多く、丹波ワインではメルローとタナをブレンドして力強さとエレガントさを備えた赤ワインに仕上げています。
semillon-セミヨン
極上のデザートワイン
通常ぶどうの収穫は9,10月ですが、このセミヨンは枝の上でレーズン状になるまで水分を蒸発させ、11月になってから粒より収穫を行います。収穫時の糖度は40度を超え、極上のデザートワインへと生まれ変わります。
Sangiovese-サンジョベーゼ
美しい酸味を活かす
イタリアでの栽培が盛んなこの品種。酸味が非常に美しく、丹波ワインではらしさを保ちつつ、軽やでエレガントな赤ワインに仕上げています。和食との相性もよく、日本での栽培も稀有な品種の1つです。
Sauvignon Blanc-ソーヴィニヨン・ブラン
バランス良い切れのある酸味と果実味
房が小ぶりで、熟すタイミングも早め。雨前線や台風前に収穫できるとあって、京都丹波での栽培にも適しています。柑橘系、グレープフルーツや熟したパッションフルーツなどフルーティーさが際立つ香りと、フレッシュな酸があります。